毎年、お盆を過ぎたらサシバエの発生数は激増します。
皆さんの牛舎ではどうでしょうか?
フリーストールでは牛が団子状になったり、つなぎ牛舎では尻尾をブンブンしていませんか。
わたくし、診療中はサシバエに刺されないように細心の注意を払っていますが、手術中などは無防備になるためサシバエやブヨに良く刺されます。

サシバエは前屈みとなって口を牛の皮膚に突き刺しています。
ぜったい痛い(泣)
さて、サイクラーテ対策をしている試験農場はどうなっているでしょうか?
前回の投稿はこちらの記事を参考に。
対照農場と比較してサシバエ数は激減
まず、何も対策をしていない農場は牛舎に入ると、餌槽にハエ集りができ、牛が団子状になっています。
餌槽にはほとんどハエを見ません。尻尾をフリフリする牛はおらず快適そうに寝て反芻をしています。
一方、試験農場は昨年とは状況が全然違う!

灰色が試験農場のサイクラーテ+牛舎ネット
赤は対照農場の牛舎ネットのみ
青は対照農場の特に対策なし
です。
発情発見率・乳房炎の発生状況も例年と比較すると良い傾向がみられます。
発情発見率は

青い線が夏場の発情発見率と妊娠率の落ち込みです。
今年は黄色い線です。今の所、落ち込みが見られない様な感じがします。
夏場に一定数の受胎が見込めると秋から冬にかけて起こる多頭数受胎を分散できます。
6月以降も妊娠率20%キープ中です!
乳房炎は

縦軸が乳房炎発生頭数、横軸の黄色マーカーが左から2年前、1年前、今年の夏を示しています。
今年の夏が乳房炎の発生が落ち着いています。
もしかすると、サシバエ対策の効果かもしれません!!
お盆過ぎまでのまとめ
春からサイクラーを毎週継続散布
数年前から牛舎ネットは設置済
上記の二つを実施したらハエの発生数は激減
サイクラーテ散布+牛舎ネットの効果は最高!(今のところ)
牛が快適に過ごせる環境を作ってあげる大切さを改めて実感しています。
冬までこの状況が続くことを願ってます。



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